• 【Con】パイロライザーの消耗部品は、全機種に共通ですか?

    一部の部品は、2020シリーズと3030シリーズで共通ではありません。共通の部品の例としては、エコカップ、エコスティック、グラファイトベスペルフェラル、ITFユニオンなどが挙げられます。共通ではない部品の例としては、石英熱分解管、各種オーリングなどです。各パイロライザーで使用する消耗部品の部品番号は、取扱説明書または消耗部品カタログでご確認ください。

  • 【Con】消耗部品のリストはありますか?

    消耗部品カタログまたは、こちらをご参照ください。

  • 【Con】発生ガス分析用EGAキャピラリーチューブと不活性化チューブの違いは何ですか?

    各チューブの内部構造は同じです。発生ガス分析用EGAキャピラリーチューブ(P/N:UADTM-2.5N)は、発生ガス分析専用仕様(内径0.15 mm、長さ2.5 m、ケージつき)で、マルチショット・パイロライザーと選択的試料導入装置の標準付属品です。これと同一内径の不活性化チューブ(P/N:UADTM-5N)は、長さが5 mでケージが付属しません。

  • 【Con】エコカップLFとエコカップSFはどのように使い分けるのですか?

    オートショット・サンプラーを使用する場合は、分析終了後のカップ吹き上げ回収のために、必ずエコカップLF(高さ8 ㎜)をご使用ください。手動分析においては、試料量が数十 mgと多い場合にはエコカップLFを、低沸点化合物のピーク形状を少しでもシャープにしたい場合にはエコカップSF(高さ4 ㎜)をご使用ください。2種類の試料カップは高さのみ異なりますが、内径約3.8 mmで、材質や表面の不活性処理法は同じです。詳細はこちらのページをご覧ください。

  • 【Con】エコスティックDFとエコスティックSFはどのように使い分けるのですか?

    エコスティックDFはダブルショット法を行う場合に使用します。その他の分析法(シングルショット法、EGA法、ハートカットEGA法)においては、エコスティックSFを使用します。オートショット・サンプラー使用時には、エコスティックは使用しません。

  • 【Con】エコカップを購入しましたが、使用はじめに注意することか何かありますか?

    購入後初めて使用する場合ですが、エコカップは清浄な状態で出荷しているので、通常は使用前に洗浄する必要はありません。ただし、開封後大気中に長時間放置された場合や、高感度分析に用いる場合には、周囲の雰囲気に由来する有機物が付着しゴーストピークが観察されることがあります。これらのピークを除去するために、使用前にアセトンやジクロロメタンなどの揮発性溶媒で洗浄後、乾燥してからご使用下さい。また、試料カップホルダー、サンプリングに使用するピンセット、エコピックアップなどにも汚染防止の配慮が必要です。

  • 【Con】エコカップは基本的には使い捨てと考えていますが、再利用が可能な場合はありますか?

    試料の種類や分析の目的によっては、エコカップをクリーニングすることにより再利用が可能です。再利用の場合は、分析目的から「許容できる範囲」であるか否かについての分析者の判断が必要です。(下記作業はドラフト内で行い、火傷に注意してください)

    1. 大きな残存物の除去  :エコカップ内に残存した固形物を、綿棒などの柔らかい棒で物理的に掻き出します。

    2. 残存ポリマーの除去 :熱脱着の温度で分解せずに残存するポリマーは、これを溶解する適切な溶媒で洗浄します。

    3. 残留有機物の除去   :簡易トーチバーナー炎で2・3秒間軽く赤熱し、残留有機物を除去します(赤熱時間が長すぎると、不活性さが低下することがあります)。クリーニングするエコカップ数が多い場合には、500 ºCで5-8時間、電気炉内で空気雰囲気下で加熱する方法が便利です。

    注意事項:試料によっては、無機物やポリマーの燃えカス(炭化物)がエコカップ内に残存します。その場合には、綿棒などを用いて除去した後、アセトン等の揮発性溶媒で洗浄し、乾燥後にご使用ください。それでも汚れを取り除けない場合は、未使用の新しいエコカップのご利用をお勧めいたします。

  • 【Con】臭素系難燃剤(PBDE)の分析の場合でも、エコカップの再利用は可能ですか?

    臭素系難燃剤の分析など、酸・塩基などの強極性化合物や熱分解しやすい化合物の分析をする場合は、分析精度等を考慮すると再利用はお勧めできません。特にPBDEは、試料カップ表面の僅かな活性点により、熱脱着操作中に分解することがあります。弊社の実験結果では、10回程度再利用したエコカップを使用した場合に、PBDEの10臭素体(デカブロモジフェニルエーテル)が30 %以上分解する場合もあることが確認されています。

  • 【Con】エコカップの活性点は赤熱処理で発生するのでしょうか? または通常分析(600℃程度)でも発生してしまうのでしょうか?

    活性点は主として赤熱処理と試料の残渣で発生します。通常の熱分解温度による影響は無視できる程度です。臭素系難燃剤を含めた分解しやすい化合物を分析する場合は、赤熱処理は避けてください。

  • 【Con】エコカップや石英熱分解管またはGCの注入口インサートなどに活性点が存在すると、どのような物質が分解しやすいのでしょうか? 質量の大きいものや、ハロゲン系や、フタル酸エステルの場合はどうでしょうか?

    分解のしやすさについては、一概に言うのは非常に難しいですが、分子量の大きな化合物の方が、熱脱着する際の溶出温度が高くなるため、熱分解しやすい傾向があります。一般的なフタル酸エステルについては、弊社エコカップの活性による影響はほとんどありません。

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