フタル酸エステル テクニカルブリーフ


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熱脱着GC/MS法(ASTM D7823)を用いたフタル酸エステル分析のノウハウ


 要旨
ASTM D7823は、ポリ塩化ビニル(PVC)中の6種の規制フタル酸エステルの定量分析法について記述しています。この分析法は、熱脱着(TD)法を用いて、PVCよりフタル酸エステルを加熱脱着し、GC/MSに導入して分離分析を行う方法です。有機溶媒の使用量は、1検体あたり10 mL程度と少量で、簡便な試料調整により分析が可能です。本報は、ASTM D7823の概要について述べ、さらにこの分析法がPVC以外のポリエチレン、ポリスチレン、ポリカーボネートなどの様々なポリマー中に含まれるフタル酸エステルの分析にも応用可能な、汎用性に富む分析法であることを説明します。また、熱脱着法による分析結果の精度・確度および定量限界値(PQL)についても解説しています。ASTM D7823で使用されている標準添加法は、数十パーセントもの規制対象外可塑剤の影響をほとんど受けない、最も確度の高い定量値が得られる分析法です。最後に、ASTM D7823を用いて、電線被覆材料中にppmレベルから%レベルで含まれるフタル酸エステルの分析例を示しました。

 構成内容
1. はじめに
2. ASTM D7823の概要
3. 試料調製
4. EGA-MS法を用いた熱脱着条件の検討
5. 従来法に対する熱脱着法の優位性
6. 装置及び分析条件
7. 定性分析と分析精度の評価
8. 定量分析
9. ASTM D7823の適用範囲の拡張
10. ASTM D7823を応用した電線被覆材に含まれるフタル酸エステルの分析
11. 熱脱着法と従来法による分析結果の比較
12. まとめ
13. 参考文献

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