迅速触媒評価システム
触媒評価システムはタンデム µ-リアクターとその周辺機器で構成されています。このシステムは触媒の迅速な探索や評価、および反応生成物のオンラインリアルタイム観測を可能にします。
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迅速触媒評価システムにはタンデム μ-リアクターおよびシングル μ-リアクターの2種があり、双方とも触媒の迅速な評価を行う目的で開発されました。これらのμ-リアクターは簡単にGC/MSシステムと接続できるだけでなく、触媒との気相接触反応で生成される反応生成物をリアルタイムで観測することが可能です。触媒は容易に交換可能な石英触媒反応管に充填して使用します。
[ 特 長 ]
1) 触媒反応生成物のリアルタイム観測が可能
オンライン MSモードを使用して触媒反応生成物のリアルタイム観測が可能です。
2) 高速昇温や冷却が可能なμ-リアクター
リアクターを50°C から 500°Cまで昇温するのにかかる時間はわずか5分です。また、500°Cから50°Cまでの冷却は15分ほどです。この急速な昇温や冷却機能により高い生産性が得られます。
3) 触媒反応管の交換が簡単
独自開発の石英反応管 (内径 3 mm, 外径 4 mm, 長さ 78 mm) を使用すると触媒の交換が数分で可能です。

1 MPa以下での触媒反応生成物のオンラインGC分析が可能になります。圧力によらずクロマトグラムのピーク保持時間は不変です。ご使用中のGC・分離カラムや検出器が、そのまま使用できます。

GCオーブン内の分離カラムの一部を液体窒素で-196℃まで冷却して、低沸点化合物の冷却捕集が可能。パイロライザーに加えて、新たに各社の試料導入装置と組み合わせての独立制御が可能です。
各装置パーツ類および消耗部品